amazonアソシエイトプログラム参加済

2024/04/??

起こったこと

ある朝私は、東京の東西にわたって敷かれた都道沿いの歩道を気もそぞろ歩いていた どういう理由があったかは忘れたが、私は浮ついた歩みで進んでゆき、そのまま電柱の支線カバー(黄色い斜めの筒)にパコッと左肩をぶつけた その瞬間、私の後ろを歩いていたおばさん(おばさんが私の後ろを歩いていたのを私はその瞬間まで知らなかった)が、ひとりごとというにはいささか大きすぎる声で悲鳴をあげた 私にはおばさんが私の驚きを肩代わりしてくれたように感じられた そのすぐあとでその場にいた人たちみんなで笑った 後ろを振り向くのが気まずかったから、私たちは全員前を向いたままに笑い声を同一方向に吐き出していた

 

コメント

上に書いたことを、括弧記号を使わずに書けるようになりたい